時間学特別セミナーを開催しました。

下記の要領で、時間学特別セミナー【世界遺産と社会的記憶:「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」から考える】を開催いたしました。

地域の歴史・記憶の再編メカニズムを〈世界遺産〉という場・現象からかんがえる、という趣旨のもと、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録運動に従事されている平田賢明先生にご講演いただきました。地域住民しか知らなかったローカルな歴史的景観が〈普遍的価値〉を有した人類史的な「記憶の場」へと変貌する。世界遺産の登録過程で典型的にあらわれるこの種の事態は、どのような社会的力学から生成され、また地域の人びとの意識や暮らし、当該の歴史遺産それ自体の在り方にどういう作用や変化を及ぼすのか。
今回のセミナーでは、世界遺産についてのこうした定型的な社会学的問いを仮の出発点としつつ、地域固有の記憶を世界的な記憶へと再編する社会運動が含む重層的で錯綜的な容貌・構造について、現場的な視点・出来事に即してご報告いただきました。

日時:2016年2月19日(金)13時00分~15時00分
会場:吉田キャンパス総合研究棟3Fフォーラムスペース
講師:平田賢明 先生(長崎県小値賀町教育委員会生涯学習班文化財係)

予約不要・参加費無料

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