出版物

「時間学の構築Ⅱ 物語と時間」が刊行されました。
『物語と時間』と題した本書は、文学研究、美学史、社会学、哲学の分野で活躍する研究者が「物語」という時間とは切り離せないテーマをもって論考を展開した論文集です。
0620時間学Ⅱ_カバー
【目次】
序 論 青山 拓央(京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授)
第1章 山口 尚 (京都大学 非常勤講師)
    物語・行為・出来事
       ―野家と井頭の物語論的自由論を媒介にして
第2章 平井 靖 (福岡大学文学部 教授)
    時間の何が物語りえないのか
       ―ベルクソン哲学から展望する幸福と時間
第3章 藤川 聡 (山口大学人文学部 教授)
    クレメント・グリーンバーグの美術批評における物語と時間
       ―文学的効果に対する否定と無限の多様性をもった1つの響き
第4章 森野 正弘(山口大学人文学部 教授)
    オルタナティブな時間と物語を拓く夢
       ―小野小町、道綱母、明石の入道の夢解釈
第5章 高橋 大助(國學院大學文学部 教授)
    「演劇的」
       ―物語を織り直す時間
第6章 ヒンターエーダー=エムデ・フランツ
    物語の時制の考察
       ―夏目漱石の作品を中心に:時間におけるフィクションの次元
第7章 松浦 雄介(熊本大学大学院人文社会科学研究部 教授)
    地域をつくる物語とその時間
第8章 右田 裕規(時間学研究所 准教授)
    楽園・畜犬・定時制
       ―ハチ公物語の地誌論/東京論的再読

⊱。⊱。-----------------------------。⊰。⊰

時間学シリーズ第1弾「時間学の構築Ⅰ 防災と時間」が刊行されました。
時間学の構築Ⅰ
『忘れ去られる人間の「記憶」を「記録」としてとどめ、「時間を超えて後世に受け継ぐ(伝承する)」ことが、これからの防災・減災に求められる課題である。』(読み方と解説 より)

【目次】
第1章 曽根 好徳(名古屋大学減災連携研究センター 副センター長兼教授)
    巨大地震の余震・誘発地震について考える
第2章 寒川 旭 (独立行政法人産業技術総合研究所 客員研究員)
    歴史から考える日本の地震災害
第3章 金折 祐司(山口大学大学院理工学研究科 教授)
    安政南海地震を読む
第4章 鈴木 素之(山口大学理工学研究科 准教授)
    歴史的なタイムスパンで考える土砂災害とその対策
第5章 山本 晴彦(山口大学農学部 教授)
    時間を超えて災害を後世に伝える
第6章 今林 隆史(RKB毎日放送 記者)
    報道記者から見た「時間と災害」
第7章 今井 信雄(関西学院大学社会学部 教授)
    「記憶を伝える」とはどうゆうことか?
第8章 立花 幸司(熊本大学文学部 准教授)
    見えないもの見る

⊱。⊱。-----------------------------。⊰。⊰

時間学研究所のスタッフによるテキストが刊行されました。「時間の流れと記録」「生きものと社会の時間」の二部構成からなり、理系・文系の枠を超えた幅広い内容となっています。

『時間学概論』

山口大学時間学研究所 編,辻正二 監修
恒星社厚生閣

第1章 物理の時間・宇宙の時間 藤沢健太
第2章 時間の哲学:時間の流れとタイムトラベル 青山拓央
第3章 時間とそのリズムを記録する地球 鎌田祥仁
第4章 パソコン・インターネットの発達と時間 松野浩嗣
第5章 生物の時間・ヒトの時間 井上愼一
第6章 知覚体験の時間的特性と心的時間 一川 誠
第7章 昔という時間,古 (いにしへ) という時間 森野正弘
第8章 現代社会における社会的時間 辻 正二
第9章 少子高齢社会における労働と余暇 石田成則

 

⊱。⊱。-----------------------------。⊰。⊰

『時間と時―今日を豊かにするために』

・広中平祐・金子務・井上慎一【編】

2002年1月1日出版
376p (B6) \2100 ISBN:4762229903
日本学会事務センター学会共同編集室

第1章 時間学への夢
(時間学研究所の発展を期待して;時間学への眺望―生物の時間と脳科学への期待)

第2章 老化と死
(宗教からみた死;老化と体内時計 ほか)

第3章 時間の定義を求めて
(言語表現から見た時・時間;科学と歴史における「時の矢」の意義 ほか)

第4章 豊かな時を過ごすために
(トキはコトに乗って;脳のこころ―人が輝いて生きるために ほか)