時間学カフェ

 当時の所長 甲斐昌一先生の発案で始まった『サロン時間学』。
『サロン時間学』とは、『知の交流と、創造』をコンセプトにした、普段あまり接する機会のない異分野の人たちと同じ時間を過ごす『お茶会』です。ただのお茶会ではなく話題提供者がいて話題提供者の話を聞きながら疑問に思ったこと、思いついた事をどんどん声に出してみる。そこから色んな発想に繋がっていく。そんな「何か発見できそうな」和気あいあいとした異分野交流を楽しむお茶会です。
 これまでに、沢山の話題を提供していただき賑やかなお茶会を開催してきましたが、もっともっと沢山の人たちにフラッと立ち寄って話しをしていってほしいと願い、『サロン時間学』から『時間学カフェ』へと名称を変更します。
「この話聞いてみたいけど、自分が行ったら場違いかも。。」「専門の話は出来ないのかな。。」なんて考えず、どうぞ顔を出してみて下さい。
 お茶とお菓子を用意して、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

《 第2回 》 
日時:2017年7月26日(水)14時30分~
場所:時間学研究所 所長室
   (吉田キャンパス 総合研究棟106室)

*話題提供者*
右田 裕規 先生(時間学研究所 副所長/社会科学部門 准教授)
【夜食のラーメンの考古学】

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《 第1回 》 終了しました。
日時:2017年6月14日(水)14時30分~
場所:時間学研究所 所長室
   (吉田キャンパス 総合研究棟106室)

*話題提供者*
藤澤 健太 先生(時間学研究所/所長 (宇宙物理学 教授))
【銀河中心ローブは銀河系の中心にあるか?】
電波望遠鏡で銀河系の中心方向を観測すると、銀河中心ローブと呼ばれる奇妙な形をした天体が見えます。銀河の面から高さ500光年に達する大きな袋状の天体です。1984年の発見以来、銀河系の中心部で生じた爆発の痕跡とする説、銀河系の磁力線が渦巻きながら噴出しているとする説など、いくつかの形成機構の仮説が提案されていますが、統一見解に至っていません。
 我々は山口32m電波望遠鏡を用いて、銀河中心ローブが放射する水素ガスの電波再結合線の観測を行いました。観測の結果を素直に解釈すると、銀河中心ローブは実は銀河中心ではなくて、もっと太陽系に近い位置にあると推測されます。そして、従来考えられていた銀河中心ローブの形成機構の多くは棄却されると思われます。しかし、銀河中心ローブがどうやってできたのか、という本質的な課題はまだ解けていません。

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過去に開催した『サロン時間学』についていは、下記をご覧下さい。

《 第1回 》
日時:2014年8月29日(金)15時00分~16時00分
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
テーマ: 「時間について気楽に語ろう」

《 第2回 》
日時:2014年9月30日(火)15時00分~16時00分
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
テーマ:「時間を測る」
時間を何らかの形で「取り扱う」ためには時間を測らねばならない。
その「時間の測り方」のなかに、時間の性質が見え隠れしているような気がする。

《 第3回 》
日時:2014年11月7日(金)15時00分~16時00分
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
第3回は、9月4日に日本感性工学会大会平成26年度論文賞を受賞された、時間学第1研究グループメンバーの松田憲先生(山口大学 大学院理工学研究科・准教授)を特別ゲストにお迎えして開催しました。
第3回サロン時間学 詳しくはこちらをクリック

《 第4回 》
日時:2014年12月19日(金)15時00分~16時00分
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号)
テーマ:「3分間」
3分という時間単位を好む現代日本的思考の成立経緯、
並びにこの思考の歴史地域的特殊性もしくは普遍性について考える。

《第5回》 
日時:2015年4月17日(金)13時00分~(2時間程度)
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:佐藤美穂(本研究所・助教(特命))
「若い研究者にとってのスタンフォード」
今回のサロンでは、まず、今年2月から3月にかけてスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所の西野精治先生の元で研究を行った佐藤助教(特命)がアメリカでの生活や研究活動についての報告会を行い、その後、海外で研究する事の魅力について歓談の時間を設けます。
事前申込不要。お気軽にお越し下さい。
第5回サロン時間学ポスター

《 第6回 》 
日時:2015年5月22日(金)13時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)

話題提供者:坂井 伸之 先生(山口大学大学院理工学研究科・教授)
【武道・スポーツにおけるタメ・タイミングと物理学】
「タメ」とは何か?「力を抜け」とはどのタイミングでどこの力を抜くのか?武道・スポーツにおける格言や指導論の大部分は抽象的・感覚的であり、真の意味や科学的根拠が明確でない。今回のサロンでは、単純な力学モデルによって剣道における理にかなった運動を考え、特にタメやタイミングという観点で議論する。また、様々な専門の方が集まるこの機会に、学際的研究の難しさや科学的研究とは何かについても意見交換したい。
(関連情報:http://www.nsakai.sci.yamaguchi-u.ac.jp/kendo/kendo-ws1.htm)

第6回サロン時間学ポスター

《第7回》
日時:2015年6月30日(火)15時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:森野 正弘 先生(山口大学人文学部・准教授)
【異郷の時間】
日本の古語には、過去を表す語として「いにしへ」と「むかし」の二種類があった。この違いは、「今」につながる過去か、それとも「今」の向こう側にある過去かという点にあったと推測される。現実と虚構の違いと言ってもよい。古代の人々は、この虚構の世界を「むかし」の話として語り出す。いわゆる昔話である。昔話に語りだされてくる虚構の世界とはどのようなものか。「今ここ」としてある現実の世界に対し、虚構のそれは〈異郷〉と呼ばれる。この〈異郷〉の時間がいかなるものであったか。また、なぜ古代の人々は〈異郷〉を創出し、現実世界の時間を相対化しようとしたのか。〈異郷〉をめぐる時間について意見を交換したい。

第7回サロン時間学ポスターはこちら

《 第8回 》
日時:2015年7月14日(火)13時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:寺尾将彦先生(東京大学大学院人文社会系研究科・特任研究員)
テーマ:「眼球運動による時空間知覚の変調」

環境の状態は時々刻々と変化している。私たちはこの環境の時空間的な変化を眼で簡単に見ることが出来る。しかし、脳内において環境の時空間変化を正しく捉えるための情報処理には非常に難しい課題が存在する。視覚情報の入り口である眼球は頻繁に動いており、眼が動く際には環境由来の時空間情報と眼球運動由来の時空間情報が混ざった信号が脳に入力されるためである。そのため、環境で生じた時空間変化を正しく捉えるためには、環境由来と自分由来の時空間情報が混在した複雑な信号から自分由来の時空間情報を無視して、環境の時空間を取り出さなければならない。今回のサロンでは、話題提供者が発見してきた眼を動かしている時には動かしていない時とは異なる情報処理原理が働いている証拠となるいくつかの現象をいくつか紹介する。それらを通して、普段私たちが何気なく見ている環境の時空間変化は、環境の時空間変化そのものではなく脳の巧妙な情報処理に支えられたこころの解釈の一つにすぎない事を議論したい。

第8回サロン時間学ポスター

《 第9回 》
日時:2015年9月25日(金)15時00分~16時00分
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:藤川哲先生(山口大学人文学部・教授)
【視覚芸術における〈時の痕跡〉】

第9回サロン時間学ポスターはここをクリック

《 第10回 》
日時:2015年11月27日(金)15時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス総合研究棟106号室)
話題提供者:西井淳 先生(山口大学大学院理工学研究科(理学)・教授)
【二足歩行のコツの発見 — 運動の巧みさを探る】
20世紀初頭に活躍したロシアの生理学者Bernsteinは,熟練した鍛冶屋の運動計測を行い,打ち下ろされた槌先は毎回正確に目標点を打つにもかかわらず,腕の軌道は1回毎に異なることを発見した。このことは,ヒトの運動制御において重視されている点とそうでない点があることを示唆する。では,例えば歩行の運動制御において重視されている点とはどこであろうか。このようないわば運動のコツとでも言うべき点を探る研究について紹介する。またこの機会に,ヒトの運動スキル(巧みさ)の理解のために重要な点は何かについて意見交換をしたい。
事前申込不要。お気軽にお越し下さい。

第10回サロン時間学ポスターはここをクリック

《 第11回 》
日時:2016年1月29日(金)13時30分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス総合研究棟106号室)
話題提供者:鍛冶静雄 先生
テーマ:トポロジーのコンピューターグラフィックスへの応用

第11回サロン時間学のポスターは→ここ←をクリック。

《 第12回 》 
日時:2016年3月8日(火)15時00分~
場所:時間学研究所 所長室
話題提供者:美津島 大 先生
     (山口大学大学院医学系研究科システム神経科学・教授)
【興奮と抑制のシナプス入力が多様化して記憶が成立する】
 皆さんは、人生の重大な出来事について、「いつどこで何をしていたか」を鮮明に記憶していると思います。このようなエピソード記憶の形成には脳の海馬が中心的役割を持ち、自分の位置情報や一日の時間情報が入ることが知られています。また、特定のエピソードの記憶と想起の両方に反応するニューロンも存在します。しかし、どの様に記憶情報が脳に記銘されるのか、メカニズムは未だ不明でした。
我々の研究で、エピソードの学習はAMPA受容体を介する興奮性シナプスだけでなく、GABAA受容体を介した抑制性シナプスも多様に強化させる結果、学習後には個々のCA1ニューロンが複雑かつ多様なシナプス入力を保持することが明らかとなりました。また、学習後のCA1ニューロンは、興奮と抑制のフェーズを繰り返す特徴的な発火活動を示し、さらに個々のニューロンは異なる活動パターンを示して記憶の情報処理を行うという仮説に至りました。現在は、シナプス入力の多様性を数理解析して記銘された脳内情報の定量化も進めています。

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《 第13回 》
日時:2016年5月20日(金)13時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:高橋 肇 先生(山口大学農学部・教授)
【コムギをもっと早く播種したい~どんな品種があればいいの?】
植物の発育は、0~30℃くらいの範囲であれば暖かいほど早く進むため、気温×日数である「積算温度」で評価されます。麦類は、長日植物であり、さらに低温で花成が早まる秋播性という性質があります。

ここ山口では、麦類は11月に播種し、6月の梅雨前に収穫します。11月の播種は、すでに気温が低く畑が乾きにくくなるので雨が降ると播種が難しくなりますが、早く播きすぎると厳冬期前に花芽形成してしまい、凍霜害に遭います。一方で、凍霜害を避けるよう、花芽形成を遅らせると開花期、成熟期が遅れてしまい、梅雨になってからの収穫になってしまいます。収穫物が雨にあたると品質が大きく低下します。

このような問題を日長反応性や秋播性の異なる品種を利用することで解決できないだろうかと研究しています。

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《 第14回 》
日時:2016年7月4日(月)13時00分~
場所:時間学研究所 所長室
  (山口大学吉田キャンパス 総合研究等106号室)
話題提供者:寺尾将彦 先生(時間学研究所 時間心理学・助教)
【視覚世界における今この瞬間の時空間構造】
網膜を始めとする視覚系の初期処理機構は視野の中心付近の空間解像度は高いが視野の大部分を占める周辺領域の空間解像度は非常に低いという構造になっています。この構造がそのまま見えに適用されるとすると、曇りガラスを通したようなぼやけた世界が見えるはずです。しかし、実際にはそのようなぼやけた世界を見ることはありません。私達の脳内には荒い入力から鮮明な画像をつくりだす何らかの情報処理の仕組みが存在するはずです。今回は視野の周辺では画像情報が時空間的に広がった窓で統合され、それを要約したものが知覚や行為制御に利用されるというお話を紹介したいと思います。これは少しキャッチーな言い方をすると、私達が今見ているこの瞬間の視覚世界は実は少し前の物理世界を要約したものであると言い換えることができるかもしれません。統合窓の形状やその視覚表象が作り出される遅延時間などのデータを肴に、私達が普段体験している今この瞬間のありようを様々な角度から議論できればと思います。

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《 第15回 》
日時:2016年8月9日(火)13時30分~
場所:時間学研究所 所長室
  (山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106)
話題提供者:ティシチェンコ・セルゲ 先生(時間学研究所・准教授(特命))
テーマ:”Time factor in asymptotic computational complexity
    and time-optimal divide and conquer algorithms”.
※英語にて開催。
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《 第16回 》
日時:2016年11月15日(火)13時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:青山拓央 先生(時間学研究所・准教授)
【時間と自由意志――その哲学と科学】
「未来の可能性の一つを自ら選ぶ」という意味での自由。
そうした自由を人間が本当にもっているのかどうかは、
哲学・科学上の大きな問題です。今回はこの問題を取り上げ、
「自由」の新たな理解を探ります。

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《 第17回 》
日時:2016年12月13日(火)14時00分~
場所:時間学研究所 所長室
(山口大学吉田キャンパス 総合研究棟106号室)
話題提供者:佐藤美穂先生(時間学研究所・助教(特命))
【新生児の概日時計】
 われわれの規則正しい日々の生活の基盤には、約1日を周期とする「概日時計」があります。1997年に哺乳類の概日時計を構成する時計遺伝子が初めて発見されて以来、その分子的な側面が明らかとされてきました。
 概日時計は、全身のほぼすべての細胞に存在し、自律的でありながら細胞間で一定の調和を保つことのできる振動体です。概日時計はいつ振動を始めるのか。モデル動物マウスについて、実験手技上難しく明らかでなかった新生児の概日時計の観察結果をお話しします。

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《 第18回 》 
日時:2017年3月24日(金)16時00分
場所:吉田キャンパス総合研究棟フォーラムスペース
話題提供者:岡村康夫 先生(山口大学教育学部 社会科教育講座)
      『シェリング哲学の躓き』

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