第17回時間学セミナー(第2グループ・セミナー)

下記の日程とプログラムで、時間学研究所第2研究グループ主催のセミナーを開催いたしました。(ポスターPDF)

テーマ: 発生と進化の時間学
日時:2011年3月4日(金)16:00~18:00
場所:理学部22番講義室

生命現象は、体内時計のような繰り返す可逆的時間と発生や進化に代表される不可逆的時間の流れの中で展開しています。生物にとって時間とは何かを物質的な基盤から解明するために、それらを統合的に理解できる基礎の構築を目指しています。具体的には、生物個体の時間について、個体発生、リズム、細胞機能をモデル生物で解析し、進化生物学の観点からそれらを総合的に理解することを試みます。

・はじめに ◆ 岩尾 康宏(代表世話人)
(1) 「核内共生細菌ホロスポラは宿主ヒストンを菌体内に取り込んでいる」
◇ 村上 崇史・藤島 政博 (理工学研究科環境共生系専攻)
(2) 「酵母種間にみられるミトコンドリアDNA結合タンパク質の多様性」
◇ 宮川 勇 (理工学研究科環境共生系専攻)
(3) 「内臓筋HOX遺伝子群による中腸上皮の部域分化制御」
◇ 村上 柳太郎 (医学系研究科応用分子生命科学系専攻)
(4) 「両生類の発生開始のしくみ」
◇ 岩尾 康宏 (医学系研究科応用分子生命科学系専攻)
(5) 「ツメガエル原腸胚の背側中胚葉における細胞周期伸長のメカニズム」
◇ 上野 秀一 (医学系研究科応用分子生命科学系専攻)
(6) 「ツメガエル幼生でみられる光と行動との関わり」
◇ 原田 由美子 (理工学研究科環境共生系専攻)
(7) 「概日時計因子Periodの新機能」
◇ 明石 真 (時間学研究所)
・おわりに ◆ 辻 正二(時間学研究所長)