寺尾 将彦  Masahiko TERAO

時間学研究所 助教(テニュアトラック)
【写真】ホームページ用

PROFILE
1981年生まれ(兵庫県出身)
2004年3月関西学院大学文学部心理学科卒業
2006年3月関西学院大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程前期課程修了
2009年3月関西学院大学大学院文学研究科総合心理科学専攻博士課程後期課程単位取得退学 博士(心理学)
2009年4月-2011年3月 東京大学大学院総合文化研究科特任研究員
2011年4月-2014年3月 日本学術振興会特別研究員PD
2014年4月-2015年9月 東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員
2015年10月より現職

RESEARCH
脳にとって視覚的な時間情報を取り扱う事は非常に厄介です。というのも、視覚情報の入り口である目には環境由来の時空間情報の他に、自分の動き由来の時空間情報も常に混ざって入力されているからです。入力信号の問題だけでなく、他にもループ処理、速度の異なる複数の処理経路が並列に存在するなど様々な問題が脳内に存在します。また、そもそも神経の伝達速度は非常に緩慢なので今見ている世界と実際にそれが世界で生じた時間にはかならず時間差があるはずです。にもかかわらず、私たちはリアルタイム感を持って見たり、行動することが出来ます。そこから、実は私たちが普段経験しているこころの時間は脳内の巧妙な情報処理によって作り出された世界の実時間とは全く異なる別物であることが分かります。そこで、こころの時間にどのような情報処理原理が働いているのかを主に心理物理学的手法と眼球運動測定を用いて調べ、こころの時間の実体を理解する事を目指しています。

代表的業績
・Terao, M., Murakami, I. & Nishida, S. Enhancement of Motion Perception in the Direction Opposite to Smooth Pursuit Eye Movement. Journal of Vision, in press.

・Terao, M. & Murakami, I. Compensation for equiluminant color motion during smooth pursuit eye movement. Journal of Vision, 11, 6:12, 1-12, 2011.

・Terao, M., Watanabe, J., Yagi, A. & Nishida, S.
 Reduction of stimulus visibility compresses apparent time interval. Nature Neuroscience, 11, 541- 542. 2008.